Meta Questを開発販売するMetaは、ハイエンド向けVRデバイス「Meta Quest Pro」の発売を10月26日より実施することを発表しました。
特設ページ:Meta Quest Pro: 最先端のVRヘッドセットが新登場 | Meta Store
開発時のコードネームは「Project Cambria」として告知されていたデバイスで、今回正式にMeta Quest Proとして発表されました。
Meta Quest Proは、現行機のMeta Quest2と比べ大幅にスペックアップ。Meta Quest2のゲームやアプリは互換性があるのでそのまま使用できます。
Meta Quest Proは、これまでのような個人向けのVRデバイスでは無く、クリエイター・ビジネスに向けたプロ用のVRデバイスです。
現実空間への仮想ディスプレイを表示するMRの強化や、VR空間を通して遠距離地のパートナーとのコミュニケーションを豊かにする、バーチャル会議・表情トラッキングが搭載されています。VR空間を通してより優れた成果を出すためのツールとなっていてVR空間を使った新しい働き方を提案しています。
価格は¥226,800、10月26日から発売され公式サイトで予約を受け付けています。
Meta Quest Proの特徴
新型のパンケーキレンズを採用し、Meta Quest2と比べ37%の高解像化と色域が30%向上。
また、レンズ中央部分にピクセルを集中させることにより、従来よりもテキストが読みやすくなるように改善されています。
メモリーは12GBとなりMeta Quest2の6GBから倍に増加。ストレージは256GB。プロセッサにQualcomm Snapdragon XR2+を搭載し、処理性能も大幅に上がっています。
Meta Quest2との互換性があり、アプリやゲームをそのまま使用可能。内蔵バッテリーで動作し、動作時間はMeta Quest2よりも約1時間短くなっているため、約1時間~2時間となります。
製品名 | Meta Quest Pro |
発売日 | 2022年10月26日 |
価格 | ¥226,800 |
解像度 | 片目:1800X1920ピクセル |
リフレッシュレート | 90Hz |
視野角 | 水平:106度 垂直:96度 |
ディスプレイ | 量子ドット液晶 |
メモリー | 12GB |
ストレージ | 256GB |
稼働時間 | 約1時間~2時間 |
重量 | 722g |
コントローラー
新コントローラーのMeta Quest Touch Proは、細かな感触を表現できる、TruTouchハプティクスを搭載し、オブジェクトの感覚がよりリアルに感じるられるようにスペックアップ。
また、コントローラーはMeta Quest2でも動作可能でコントーラーのみを購入することもできます。(¥37,180)
MR(複合現実)
MR(複合現実)は、モノクロからフルカラーに対応し、現実世界に最大5つの仮想のディスプレイを呼び出すことが可能となりました。
まるでSF映画のように、作業をしながら空中のディスプレイを使い、メッセージの確認や動画視聴といったマルチタスクが実行できます。
VR空間で豊かなコミュニケーション
Meta Quest Proは、アバターやホワイトボードなどのオブジェクトを使ったVRミーティングを実施出来ます。
アバターへリアルタイムに表情を投影出来る表情トラフィック機能が搭載され、まばたきや笑顔、驚いたり、目を見開いたりといった細かな表情をリアルタイムに反映することが出来ます。
VR空間のコミュニケーションに表情が加わり、より豊かなコミュニケーションが可能となりました。
パートナーシップ企業としてマイクロソフトとの提携も発表され、今後はVR空間でOfficeソフトなどが使えるようになっていく予定です。
Meta Quest ProはVR空間と現実空間を融合させ、距離や場所に関係無く仕事ができ、新しい働き方の仕組みを提案したデバイスとなっています。