• 2023年11月29日
  • VR

Varjoが新製品「XR-4」を発表 人間の目と同等の解像度を持つVR・XR

XR-4シリーズ

2023年11月28日、VRヘッドセット開発メーカー「Varjo」は、3年ぶりとなる新製品「XR-4 シリーズ」を発表しました。

XR-4シリーズは「XR-4」「XR-4 Focal Edition」「XR-4 Secure Edition」の3バリエーションで構成されています。価格は3,990 ユーロ/ドルからとなり、グレードが上がるに連れて価格、パススルーの鮮明度、機能が追加されます。

XR-4シリーズ:Varjo の新世代のヘッドセットは、世界最先端の複合現実テクノロジーと最高のグラフィック処理能力を結びつけ、最高レベルの視覚的忠実性と没入感が重要となる産業用ユースケースに対応します。

モニターにはデュアルミニLEDディスプレイを使用し、3,840×3,744の解像度と98% sRGB、96% DCI-P3の色空間で肉眼に限りなく近い鮮明な映像を投影。さらに工業グレードの色精度となる200ニットの明るさとローカル調光機能を備えた2,800万ピクセルの視覚的忠実度により、印象的なコントラストを実現します。

モニター解像度

パススルーにはフロントマウントに超低遅延の2,000万ピクセルとなるカメラを2台備え、業界最高の複合現実体験を構築。XR-4 Focal Editionではそれを次のレベルに引き上げる前例のない51PPDを達成し、世界初のXR視線駆動オートフォーカスカメラシステムを導入しました。

パススルー解像度

Varjoは高解像度と鮮明なパススルーの追求により、バーチャル空間と現実を融合した「XR(クロスリアリティー)」を身近なものから医療・工業の分野にまで広げる展望を抱えています。それにより、私達の実生活においてもより鮮明でリアルなバーチャル空間を身近に体験する日は近いと感じました。

近日発売されるAppleの「Vision Pro」も同様に、MR/AR/VRを融合させたクロスリアリティーを追求しています。ガラケがスマホに進化したように、VRデバイスが普及する日もきっと遠くないでしょう。

Varjoとは

Varjo(Varjo Technologies Oy)は、フィンランドに本社を置く仮想現実、拡張現実、複合現実ヘッドセットのメーカーです。ノキアとマイクロソフトの元幹部らによって2016年に設立され、医療や工業にも役立つ人間の目と同等の高解像度デバイスの開発を専門としています。

XR-4

XR-4
価格 3,990 ユーロ/ドルから
ディスプレイ デュアルミニLED
解像度 51 PPD 3840 × 3744
視野 120° × 105°
色空間 98% sRGB、96% DCI-P3
リフレッシュ レート 90Hz
明るさ 200nit
パススルー カメラ 33PPD、20 MPカメラ2台
トラッキング インサイドアウト
アイトラッキング 200 Hz
OptiTrack ART およびAPI 経由でサポート
LiDAR 7m の範囲を備えた 300 KPix LiDAR
IPD Auto-IPD
オーディオ DTS 3D 空間オーディオ
マイク ノイズキャンセリングマイク